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SNSの世界から歌手・俳優へ。なえなのに聞いた“未来”の描き方|楽天スーパーナイター

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5月15日に行われた楽天スーパーナイターのセレモニアルピッチに登場した俳優のなえなのさん。SNSから人気に火がつき、歌手デビューにテレビドラマや映画『見える子ちゃん』(2025年6月6日公開)への出演を果たすなど、瞬く間に活躍の場を広げている彼女がいま、どんな未来を描いているのか気にならない?というわけで、会場裏でスタンバイするなえなのさんの元へ直撃してみた!

「誰かにとって癒しであり、励みになれたら嬉しい」となえなのさん。

ーー楽天イーグルス戦で投球していただくのは約3年ぶりですね。

前回はいざ出番になったらすごく緊張してきて、マウンドに立ってからの記憶がすごく曖昧で……(笑)。今日もそうなる予感がしています。

ーーそうだったんですね!普段のお仕事でもよく緊張されますか?

現場にもよりますけど、割と緊張しやすいほうだと思います。

野球経験がまったくないというなえなのさん。本番前のブルペンでは楽天イーグルスアンバサダー銀次さんから投球フォームの指導を受けていた。

ーーなえなのさん流の緊張のほぐし方はありますか?

いままでで一番緊張した場面を思い出すようにしています。そうすれば、「あのときに比べれば大したことない」と思えるので。

ーー「あのとき」とは具体的に?

「アッコにおまかせ!」に初めて出演したときですね(笑)。たぶん、今後の人生であんなに緊張することはないんじゃないかってくらい緊張しました。

ーーなるほど(笑)。同番組初出演は2020年12月のことなのでもう4年以上前ですね。当時からいままでを振り返ってみて、ご自身に大きな変化があったのではないでしょうか?

本当に成長を感じた期間で、そのなかでも一番の変化は演技のお仕事に挑戦してみようと思えたことです。実は私、演技のお仕事に苦手意識を持っていて、正直に言うとやりたいと思えなかったんです。でもいろんなことを経験していくなかで、次第に乗り越えたい壁だと思えるようになっていきました。

いざ本番。銀次さんに向かってボールはきれいにまっすぐ!「ノーバンを目指したけどバウンドしてしまったので出来栄えは70点」と、厳しめの自己評価。

ーー不慣れなことや新しいことに立ち向かえる原動力はどこにあると思いますか?

私の場合は一度考え出すと悪いほうに考えが向いてしまうことが多いので、変に考えすぎないことが大切なんじゃないかと思っています。ダメで元々というか、自分に期待しすぎないことが結果的によかったのかもしれません。

ーー自分に期待しすぎない、というのは?

何事にも前向きに取り組む気持ちは持っているんですが、だからといって「きっとうまくいく」というプラス思考は自分のなかになくて。やってみなければどうなるかわからないことほど、常に平常心で挑みたい性格なんだと思います。

ーー映画初出演となる『見える子ちゃん』も、まさに「やってみなければどうなるかわからない」精神で取り組んだ作品になるわけですね。なえなのさんはテレビドラマの出演経験をすでにお持ちですが、実際に映画出演を経験してみていかがでしたか?

作品に対する強いこだわりをいろんなところで感じることができて、本当にいい経験をさせてもらいました。ドラマのときも大変さを実感したはずだったんですけど、映画はあらゆる面でレベチでしたね(笑)。でも、そのおかげで暗記力を底上げできたと思いますし、同じセリフを何十回でも繰り返せる忍耐力を養えた気がします。

ーー暗記力も忍耐力もご自身の活動に活かせそうですね(笑)。活躍の幅は今後ますます広がっていくと思いますが目標はありますか?

挑戦の機会をたくさんいただけているので、そのひとつひとつをしっかり磨いていきたいと思っています。なかでも演技のお仕事は苦手意識を克服できた分さらに頑張っていきたいですし、演じたことのない役がまだまだたくさんあるのでやりがいを感じています。最終的には、「いろんなことができてすごい子だね」と多くの人に思ってもらえる存在になっていきたいです。

ーーご自身が活動する姿を観た人にどんなことを感じ取ってほしいですか?

私は大爆笑を起こすキャラというより、くすっと笑ってもらえるようなタイプかなと思っていて。自分のYouTubeにしてもかなりぐだっとしていますし(笑)。なので、私のことを観てくれた人たちにとって日々のちょっとした癒しというか、心が休まる瞬間になっていたら嬉しいです。あとは苦手なことでも前向きに頑張ろうと思っているので、その姿が励みにつながってくれれば最高です。

ーー挑戦してみたいことはあるけど、なかなか勇気が出なくて悩んでしまう人もいると思います。どうすれば前に進めるか、なえなのさんならどんな言葉をかけますか?

私自身に言えることでもあるんですけど、物事って気分が落ち込んでいるときほどうまくいかないと最近特に感じるようになって。だから「自分の気分が上がることを探してみて」と声をかけてあげたいです。そういえばついこの間、初めて朝活をしてみたんです。普段よりも早く起きて、掃除洗濯など家事を済ませたあとに美しい朝食を食べに行き、そのまま屋外でキャッチボールをして──。そうしたら頭も体もすっきりしてすごく充実した一日が過ごせました。悩んでいることがある人は、ぜひ朝活でリフレッシュしてみてください!

たとえ苦手なことでも、挑戦してみることでいまとは違う自分に必ず出会える。もし、なにかを変えたいと考えている人は、なえなのさんの「朝活でキャッチボール」のように、スポーツで体を動かすところから始めてみてはどう?

TEXT:Keisuke Honda

PHOTO:Teppei Hori

EDIT:Yohsuke Watanabe, Shiori Saeki (IN FOCUS)

  • なえなの

    2001年1月14日生まれ、静岡県出身。SNSでの活動をきっかけに同世代を中心に高い支持を集める。2023年、RADWIMPSの野田洋次郎プロデュースによるデビューシングル『うあのそら』にて歌手デビュー。ゲスト出演したフジテレビ系ドラマ『モンスター』(2024)でも注目を集めるなど多方面での活躍が期待されている。2025年6月6日公開の『見える子ちゃん』で映画初出演を果たし、霊感を持つ謎めいたツンデレキャラの二暮堂ユリア役に挑む。

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