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武本紗栄に10問10答!「試合のときは必ず◯◯◯して気合いを入れます」

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出身地や好きなもの、考え方が近い人に出会えるとなんだか嬉しい。その相手がスポーツ選手なら、自分との接点が応援したい気持ちに変わっていく──。女子やり投の武本紗栄選手はいまどんなことを考え、その先に何を見ているのだろう。今年の7月と9月には大きな陸上大会が東京で連続開催。高い関心が寄せられるなか、10個の質問から注目アスリートの“アレコレ”を紐解いていく。

Q1.「紗栄」の由来は?

「“心優しい女性”と“栄華”を願って名づけたと聞きました。とくに母は2文字にこだわったみたいで、その理由は『かわいいから』だそうです(笑)」

Q2.地元「神戸」の魅力をどうぞ!

「自然の豊かさと都会的な街並みがどちらも揃っているところです。わたしが生まれ育った須磨(すま)は自然が近くにあって、海に行ったり山登りをしたり季節ごとのレジャーが楽しめます。あと最近改めて“だし”のよさにハマっていて。関東と関西で異なるのは有名な話ですが、うどんや明石焼きを食べて出汁の魅力をぜひ感じてほしいです」

Q3.自分にない「能力」がひとつ手に入るとしたら何を望みますか?

「ワープの能力がほしいです!やり投はどこでもできる競技ではなく、メジャースポーツに比べてグラウンドまでの移動距離が長いです。それに人混みが少し苦手で、方向音痴で焦るとすぐ道を間違えてしまうから、ワープできたらどれほど楽になるか……(笑)」

Q4.いま一番「行きたい場所」はどこですか?

「北海道で日本の大自然を感じながらリフレッシュしたいです。まだ一度も訪れたことがないのですが、いろんな人からおすすめのスポットや時期を聞いたところ、その度に美味しそうな食べ物がたくさん出てくるのでいつか行ける日を楽しみにしています」

Q5.「オン/オフ」の切り替え方は?

「コンディションのケアや食事管理など毎日欠かせないことがあるので、言ってしまえば常にオン状態。そんななかでも、お風呂にゆっくり入ったり、編み物やネイルをするなど、何も考えずにいられる時間を大切にしています。オンの意識が一段と高まるのは“メイク”をするときです。プライベートや練習時はノーメイクの日もありますが、試合のときは必ずメイクして気合いを入れます」

Q6.アスリートならではの「ルーティン」はありますか?

「怪我をしないように必ず体のケアをすることです。あとは2年ほど前から毎日プロテインを飲んでいます。栄養士さんからオススメしてもらったSAVASがお気に入りで、飲みはじめてから体が疲れにくくなった気がしていて。ハードな練習もしっかりこなせるようになりました」

Q7.今年、東京で開催される2つの陸上大会。それぞれへの「意気込み」をお願いします。

「まず7月に行われる日本選手権は、昨年の成績が2位だったので今年こそ1位を獲りたいです。その次に行われるのが9月の世界選手権。まだ代表に選ばれるかわかりませんが、2022年に世界選手権に出場したときはどこか浮き足立っていて、いつのまにか決勝まで進んでしまいました。なので今回の出場が叶うなら、最初から上位入賞を意識したうえで臨みたいと思っています」

Q8.「10年後の自分」を想像してください。

「その頃は30代半ばなので競技人生にひと区切りつけている頃かもしれません。でもスポーツとは何かしらのかたちで携わっているのが希望です。これまでやり投を通じてさまざまな経験をさせてもらい、知識を深めてきました。体育の教員免許も持っているので、得てきたことを活かしつつ次の世代に伝える動きができていると嬉しいです」

Q9.子どもたちに「やり投の魅力を伝える」なら、どんなことを教えますか?

「わたし自身、野球経験があってこそのやり投だったので、まずボールを使って“正しいフォームで遠くに投げる楽しさ”を体感してもらうところからはじめます。すでにボールがうまく投げられたり、やり投に触れたことがある子には、どこに向かって投げるとよくなるかをアドバイスします。やり投ってただ全力で投げるだけでは距離が伸びず、目標が必要なんです。わたしは父から『フィールドに立っている審判を獲物やと思って投げろ』と教わりました(笑)。いま考えるとかなり野生的な教え方でしたね」

Q10.未来のために日々している「ちょっといいこと」は?

「ゴミの削減につながるので、家で作ったお茶やコーヒーをマイボトルに入れて携帯するように心がけています。最近はウォーターサーバーを設置している施設なども多く見かけますし、もっとうまく活用していきたいと思います」

大会前で忙しいなか、終始笑顔で質問に答えてくれた武本選手。彼女が“東京”の舞台で活躍する姿を楽しみにしてほしい。

TEXT:Keisuke Honda PHOTO:Teppei Hori EDIT:Yohsuke Watanabe, Shiori Saeki (IN FOCUS)

  • やり投
    武本紗栄

    1999年生まれ。兵庫県神戸市出身。Rakuten Sportsとマネジメント契約を結ぶやり投選手で、株式会社オリエントコーポレーションに所属。高校入学を機に小学生から続けてきた野球からやり投に転向。大学へ進学後、「2021日本学生陸上競技個人選手権」で62m39(日本歴代4位)を記録し、自己ベストとともに優勝を果たす。2022年、「第18回世界陸上競技選手権大会」に日本代表として出場し、11位入賞。2024年6月、「日本陸上競技選手権大会」2位。

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