
アスリートシェフshumaのスポーツ飯 – vol.2 ジュニア向けレシピ「ごちゃ混ぜビビンバ」「ツナとミニトマトの冷製ビーフン」
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アスリートシェフshumaさんの連載企画。今回のテーマは「スポーツ少年・少女へのオススメ料理」。スポーツの秋はすぐそこ。忙しい毎日でも手軽につくれて、成長期の体づくりにぴったりのジュニア向けメニューを教えてもらおう!

夏休みが終わりに近づき、新学期や秋のスポーツシーズンがはじまる。毎日元気に過ごせるよう、食事もしっかりアップデートしていきたい。今回もメニューを伝授してくれるのは、ヴィッセル神戸の佐々木大樹選手をはじめ、多くのトップアスリートを食事面で支えるシェフshumaさん。栄養満点、大人も子どももおいしく食べられるメニューを教えてください!
1品目:ごちゃ混ぜビビンバ ~栄養も彩りもバッチリ、忙しい日にぴったりのパワーごはん~

【材料】(1人前)
・ごはん 200g
・豚肩ロース 120g
・玉ねぎ 1/4個
・赤パプリカ 1/2個
・小松菜 1/3袋
・キムチ お好み
・温泉卵 1個
・ごま油 小さじ1
・米油 大さじ1
・いりごま お好み
【調味料】
・めんつゆ 4倍濃縮 大さじ1
・お酒 大さじ1/2
・みりん 大さじ1/2
・コチュジャン 大さじ1
・にんにくのすりおろし 1/2かけ
・ごま油 大さじ1
【つくり方】
①事前にごはんを炊いておく。
②フライパンに米油をしき、豚肉を炒める。
③玉ねぎ、赤パプリカ、小松菜を②に加え炒める。
④しんなりしてきたら調味料を加え、少し煮詰める。
⑤ごはんにごま油をひと回しし、よく混ぜて器に盛る。
⑥その上から④を乗せ、温玉、いりごまをトッピングし、キムチを添えれば完成!
【調理のコツ】
・主食+主菜のメニューでごはんが進む味付けに!食が細い子もしっかり食べられるメニュー。
・豚肉ではなく、牛肉や鶏ひき肉でも代用OK。選手へ出すときは鶏胸ミンチを使ってヘルシーにすることも。目的や好みに合わせて変えてみて。
【shumaさんのオススメポイント】
・赤パプリカは、野菜の中でもビタミンCがトップクラス!油との相性もバッチリな食材。
・小松菜はカルシウムの宝庫で、成長期の骨づくりを応援!クセが苦手な子には味付けで工夫を。
「ビビンバって普通は具材を分けていることが多いけれど、混ぜるほうが簡単だし、彩りもいい感じに!ごま油は風味もよくお箸も進むので、子どもも食べやすいメニューになっているかと思います」(shuma)

2品目:ツナとミニトマトの冷製ビーフン 〜残暑を乗り切る、グルテンフリー副菜〜

【材料】(1人前)
・ツナ缶 1缶
・ミニトマト 3個
・ビーフン 50g
・カッテージチーズ 8g
・スプラウト お好み
・塩昆布 3g
・鰹節 1g
・白だし 4ml
・オリーブ油 大さじ1/2
・黒胡椒 お好み
・塩 お好み
【つくり方】
①鍋で湯を沸かし、塩を加える。
②ボウルにカッテージチーズ以外の材料、調味料を加え混ぜ合わせておく。
③ビーフンを表記時間通り茹で、しっかり水分をきってから②に加える。
④和えたあとにお皿に盛ってカッテージチーズを乗せ、黒胡椒とスプラウトをトッピングして完成!
【調理のコツ】
・食材がシンプルな分、塩昆布や鰹節などの旨味が出やすい食材をプラス。
・ツナはノンオイルを使用することで、脂質をカットし軽い仕上がりに。
【shumaさんのオススメポイント】
・ミニトマトは、普通のトマトよりビタミンや栄養価が豊富。加熱すると旨味を増やしてくれる。
・カッテージチーズでカルシウムをプラス。かぼちゃとナッツのサラダと和えるのもオススメ。
「ビーフンは米からできていてグルテンフリー。小麦アレルギーの方にもオススメのメニューです。カッテージチーズは脂質が低く、選手のメニューにもよく使います!」(shuma)

ー子どものころ、shumaさん自身がよく食べていた思い出のメニューや、食事で印象に残っていることは?
僕は母と祖母の2人から料理を教わってきました。母は洋食が得意で、最初にクリームパスタを教わった記憶があります。祖母は和食が得意。祖母の卵焼きが大好きで、つくり方を覚えたことも印象に残っていますね。卵料理は料理のポイントや基礎がつまっているので、最初に学べてよかったなと感じます。それぞれからいろんな料理を食べさせてもらったことが、僕が料理に興味を持つきっかけになったのかもしれません。
ージュニア向けメニューならではの工夫や、調理法で意識していることは?
世の中のお父さんお母さんたちは、お仕事と両立していたり、ワンオペで子どもを見たりで時間がない人も多いと思うんです。だから調理をなるべく簡単に、なるべくまとめられるようなレシピにしています。フライパンひとつ、ボウルひとつでできるメニューなら、忙しいときも負担が少ないのでオススメです。
ーshumaさんのレシピは彩りも綺麗なので、お子さんもテンションが上がりそうですよね。
お店のメニューでも、大葉などの薬味が盛られているだけでもおいしそうに見えますよね。鰹節や海苔、スプラウトなども手軽に買えるので、上に乗せるだけで見栄えもよくなります。また僕はお皿が好きで、いろんな形のお皿を持っているんです。そういった彩りも意識することで、食事自体がより好きになれる気がします。

ー食事を通して子どもたちに学んでほしいことはありますか?
僕はいま大学生の栄養指導をしているのですが、そこで大切だと感じるのは「自分で必要な栄養を選択できること」。1人暮らしやコンビニごはんでも「いま自分はこんな生活をしているから、この食材を摂ったほうがいい」と適切な選択ができると、生活や健康状態も大きく変わってくると思います。成長期にそういった知識や感覚を学べる環境があるといいですよね。
ー食育って難しそうですが、子どもたちに伝えられる食育ってどんなものですか?
やっぱり、実際に一緒に料理をつくることが大切だと思います。僕自身も母や祖母と料理をした思い出が大切な食育体験になっています。料理で失敗してしまうことも、外食を楽しむことも、一つひとつが「食育」につながると思います。
ー親子向けに料理教室やイベントも開催しているshumaさん。どんな思いで開催しているのですか?
普段選手には8、9品ほどつくっているのですが、毎日メニューのバリエーションを考えるのはシェフの僕も悩みどころ。親御さんも毎日大変だろうなと思います。また、栄養素は単体よりも組み合わせて摂ったほうが吸収しやすいことなど、知識の部分は子どもも大人も学ぶのが難しい。だから、僕が持つ知識やメニューを伝えていくことで「適切な食事の選択」の手助けができたらいいなと思っています。座学ではなく体験で学ぶことで「料理って楽しい」と思うきっかけづくりができればうれしいです。
ーshumaさんが思う“もっといい未来”って?
小さなころから食の楽しさや栄養の知識を持った子が増えたら、その子たちが大人になったとき、次の世代に伝えることができる。そんないい連鎖が広がっていくようにしていきたいですね。

健康的な食習慣は、成長や元気だけでなく、学ぶ機会もつくってくれる。今回のメニューを参考に、料理の楽しさや体づくりの大切さを感じてみて。新学期もこれからのスポーツシーズンも、親子で楽しくつくって、体にうれしいごはんを続けていこう!
shumaさんのInstagramはこちら。
shumaさんのほかのレシピ含め、本記事に掲載されているレシピは楽天レシピからもご確認いただけます。
TEXT:Shiori Saeki(IN FOCUS)
PHOTO:Yoko Tagawa
EDIT:Yohsuke Watanabe(IN FOCUS)
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- アスリートシェフ
- shuma
1999年生まれ。島根県浜田市出身。管理栄養士の資格を持ち、2023年からヴィッセル神戸 佐々木大樹選手を食事面でサポート。2025年から埼玉西武ライオンズ 渡邉勇太朗選手や、ジェフユナイテッド市原・千葉 森海渡選手の食事・栄養サポートを行う。その他、学生への栄養指導や食に関するイベントも開催。Instagram @mogmogram0516 を通じて献立やレシピを積極的に発信中。
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