ファン感謝祭。選手とともにシーズンを駆け抜けた先にある特別な1日 | 楽天イーグルスファン感謝祭2023
Posted
ファン感謝祭はもちろん「ファンのためのイベント」だけど、いままさに興味を持ちはじめた人たちにだって広く開かれている。そう感じさせてくれたのが、2023年11月23日の「楽天イーグルスファン感謝祭2023」だった。スター選手に間近で会える感動、会場を包み込むチーム愛の温かさ、そして"お祭り"の熱狂。気付けばこのチームのことがもっと好きになっていた。
コロナ禍の影響で選手と直接触れ合う機会が少なくなっていた2020年以降、ようやくあるべき姿に戻り、ファンの笑顔あふれる一日になった今回の“ファン感”。スタジアムのいたるところで選手との交流プログラムが行われた。チームとしては4位という悔しい結果に終わったものの、選手は2023シーズンの感謝の気持ちを伝えると同時に来シーズンの巻き返しへ、ファンからパワーをもらっていた。
そしてこの日のハイライトとなったのは、前日の11月22日に引退を表明した銀次選手の引退セレモニー。第一声は「東北、仙台が大好きです!」。涙を流しながら、応援してくれたファンと支え続けてくれた家族、両親への感謝の気持ちを伝える姿に、スタジアムを埋め尽くしたファンも涙。今後はアンバサダーとしてこれまで以上に楽天イーグルスとファンをつなぐ存在として活動をしていくという。
キャプテンの浅村栄斗選手はこの一日を振り返り、「毎年思っていることではありますが、“一年間ありがとうございました”という気持ちでファンのみなさんと接していました。今年のように賑わってできるといいですよね。ファンの方との距離の近さも“ファン感”ならでは。あらためて“いいな”と思いました」と話してくれた。
まだまだ紹介しきれないほど、たくさんのプログラムが用意されていたこの日。笑いあり、涙あり。選手とファンの絆がより強まったことを確信できた。2024年は、球団創設20周年のアニバーサリーイヤー。みんなが一丸となって、優勝という最高の未来に向かっていくしかない!
TEXT:Chiharu Abe EDIT:Yohsuke Watanabe(IN FOCUS) PHOTO:Toshiyuki Koizumi