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4度目の夏。大学バスケの熱風を代々木体育館から世界へ。|World University Basketball Series

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8月に行われた国際バスケットボール選手権、通称WUBS。アジアを中心に、世界各国の大学が参加する本大会は今年で4度目の開催を迎えた。会場の代々木体育館には初日から大勢の観客が集い、ハーフタイムショーも充実。大学バスケの水準はいま、WUBSによって高められている。

毎年入れ替わる王者の座。世界各国の代表校が大奮闘

WUBSを初開催した2022年の優勝校は、フィリピンのアテネオ・デ・マニラ大学。23年はチャイニーズ・タイペイの国立政治大学、昨年はフィリピンのデ・ラサール大学だった。そして、今年の優勝を飾ったのは、大会二連覇を目指すデ・ラサール大学との決勝戦を見事に制した、昨年準優勝校である韓国の高麗大学だ。

優勝トロフィーを手にした高麗大学の選手たち。

2年連続でチャンピオンになる難しさはバスケの世界に限った話ではなく、どの競技にも共通していること。けれど、たとえ優勝できなかったとしても、レベルの高い試合経験が出場校や選手たちの大きなメリットとして残る。WUBSの存在意義は、出場校それぞれが新たな課題を見つけ、改善し、再び挑戦できる場を提供することにある。大会実績を重ねるごとに、その環境は整ってきている。

大会初日、国内外から多くの来場者が応援に駆けつける。今年の来場者数は予想以上で、昨年をはるかに上回る集客があった。

会場内にはさまざまなブースが展開されていて、オリジナルグッズも販売。

昨年優勝校のアテネオ・デ・マニラ大学と、2023年度優勝校の国立政治大学による好カードだった。

WUBSでは動画配信も行なっているので気になる人はぜひチェックを。

インターバルのタイミングでは、創部60年以上の名門「東海大学吹奏楽研究会」による演奏が披露された。

ハーフタイムショーを盛り上げるのは、地下アイドル最強の異名を持つ「仮面女子」。ロックサウンドに乗せたパワフルなダンスパフォーマンスを披露!

なにかとお騒がせ(!?)なキャラクター「ちぃたん」もハーフタイムショーに乱入!!

NBAチームのダンサーとして活躍したREIKOがディレクターを務め、この大会のために結成されたダンスクルー「WUBS Squad」。チアリーディングとダンスの2部構成で昨年以上にパワーアップしたパフォーマンスで会場を笑顔に。

大会最終日には、今年のWUBSスペシャルサポーターに就任した韓国の人気ボーイズグループ「n.SSign」が登場!会場に響き渡ったひと際大きな歓声から、その人気の高さがうかがえた。

今年の優勝校、高麗大学のヘッドコーチを務める朱熙正さんは次のようなコメントを残す。

「WUBSへの参加は2年前からです。今回の結果は、当時まだ1年生だった選手が現チームの主力になり、これまでWUBSで得た経験を活かせたことが大きいと感じています。戦術的には、タイトなディフェンスでプレッシャーをかけて、対戦相手が望む攻撃をさせなかったこと。オールコートのトラップディフェンスを仕掛けて、ターンオーバーを誘発させる狙いが功を奏しました」

また、開催地である日本から出場した日本体育大学のヘッドコーチ藤田将弘さんは、WUBSの現場の熱量を実感した上で、その感想とWUBSが担うべき役割についてこう語った。

「スポーツがもたらす効果は多岐に渡り、WUBSも単なるバスケットボール競技の大会ではなく、他国の文化や習慣を理解しながら、人々への敬意を促進する時間と空間なのだと捉えています。試合以外の演出も素晴らしく、選手と観客が一体になった高揚感を覚えました。また、大会の計画および事前準備から本番当日までの進行がとてもスムーズで、参加チームとしてストレスなく競技に没頭できたことに心より感謝します。今後は参加国がさらに増え、皆が目指す場所へと価値を高めていくことに期待しています。 WUBSの価値が高まることで社会を活性化させ、多方面に好影響が生まれることで大学バスケの未来の後押しになることを願っています」

今年のWUBSは“4回目”の開催。大学バスケならではのエモーショナルなタイミングだった。なぜなら、アジア圏の大学は卒業まで4年制が一般的。WUBSの初回開催時に1年生だった選手は最高学年に達し、学生として迎えられるバスケ人生は今年が最後だ。卒業後、彼らが本気でバスケを続けるためには、社会人チームやプロ球団に所属して“仕事”をすることになり、学生時代とは立場が異なってくる。

昨年のWUBSで、これまでに数々のチームでヘッドコーチを務めている松藤貴秋さんと、WUBSのプロジェクトリーダーである楽天グループの松本夢人さんに話を聞いた際、「学生最後の青春」というワードが出てきたことを思い出す。学生たちはバスケを通じてなにを得て、これからどんな世界に羽ばたいていくのか。コートの上で懸命にプレーする彼らの姿を見ながら、大学バスケを通じたより良い未来を想像したい。

TEXT:Keisuke Honda
EDIT:Yohsuke Watanabe, Shiori Saeki (IN FOCUS)

  • World University Basketball Series(WUBS)

    2025年で開催4回目となる世界大学バスケットボール選手権「World University Basketball Series(WUBS)」。Rakuten Sports(IPCB事業部)は運営協力として、JUBF主催のもと、大会の運営のみならず営業からチームアレンジなどを通じて、「大学バスケをエンパワーメントする」ミッションを推進している。

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