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楽天イーグルスの循環型ショッパーが完成! 捨てられるはずだったプラスチック袋が、新たなグッズに生まれ変わるまで

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楽天グループが掲げる活動指針のひとつ「Green for Future」のもと、楽天イーグルスのグッズ包装に使われるプラスチック袋が回収・再資源化され、ショッピングバッグへと生まれ変わった。回収から製造、そして6月22日に東京ドームで開催された楽天スーパーナイターでのローンチまで。"もっといい未来"への想いを宿してファンの元に届けられたこの循環型ショッパーを、試合会場で目にする日が待ち遠しい。

今回製作された循環型ショッパーには、楽天イーグルスのロゴに加え、楽天グループが掲げるスローガン「スポーツとともに、もっといい未来へ。A BETTER FUTURE TOGETHER」がプリントされている。

応援グッズを購入するとき、どんな基準で選んでいるだろう。大抵は「推しの選手」や「好きなデザイン」が決め手で、それが「どうやってつくられたか」までを気にしている人はそう多くないかもしれない。しかし、気候変動をはじめとする環境問題が深刻化し、各スポーツ団体もそれに向き合っているいま、ファンの意識も少しずつ変わりはじめている。今回の循環型ショッパーも、はじまりは楽天モバイル 最強パーク宮城のグッズショップに設置された回収BOXにプラスチック袋を入れてくれた、楽天イーグルスファンの小さなアクションからだった。

実際にプラスチック袋の回収に協力してくれたファンの方々にも、この一文をぜひ読んでもらいたい。

循環型ショッパー製作のプロジェクトは、同じ楽天グループのヴィッセル神戸で2025年に実施されており(そのときの記事はこちら)、楽天イーグルスでは今回がはじめて。そのスタートは、2026年のホーム開幕3連戦(3月31日〜4月2日)までさかのぼる。楽天モバイル 最強パーク宮城のグッズショップの出口付近に設置された専用の回収ボックスに、グッズを包んでいたプラスチック袋が、それを購入したファン自身の手によって入れられた。

回収を呼びかけるポップ。

回収ボックス自体も再生可能なダンボールでつくられていた。

ファンの方々が、購入したその場でプラスチック袋を分け、回収に協力してくれた。

回収された包装プラスチック袋は、専門のリサイクルパートナーのもとに集められ、他社から回収された良質なプラスチックとともに、トレーサビリティ(※)を保ちながら再資源化される工程を経る。こうすることで、品質を安定させながら効率よくリサイクルできるのだという。

※トレーサビリティ=製品が「いつ、どこで、だれによって作られたのか」を明らかにするため、原材料の調達から生産、消費まで追跡可能な状態にすること

今回のプロジェクトでは、ホーム開幕3連戦で集まった量に見合う分をリサイクル材として割り当てる「マスバランス方式」を採用。回収されたプラスチックは粒状の再生原料「ペレット」に姿を変えたのち、ショッパーをつくる工場へと届けられる。

原料にはこのリサイクル原料に加え、あたらしい樹脂原料や着色剤、さらに製造工程で出る端材も使用されているという。100%リサイクル素材で作られたこのショッパーにおいて、今回回収したプラスチック袋の使用率は約5%。資源をできるだけ循環させる工夫がなされている。

原料となるペレット。回収されたプラスチック袋はまずこの形に加工される。

米粒大のペレットは、まず大型の成形機に投入され、高温で溶かされる。溶けた樹脂は空気を吹き込まれて大きく膨らみ、まるで風船のよう。膨らんだ樹脂は建物の高さに迫るほど高くそびえ立ち、そのスケールに思わず圧倒される。普段手にするショッパーからは想像もつかない、ダイナミックな工程だ。

クリムゾンレッドの染料とともに大型成形機へ。高温で溶かされ、樹脂となる。

樹脂となったのち、空気を吹き込まれ大きく膨らむ。

やがて樹脂は薄いフィルム状へと姿を変えながら引き上げられ、冷やされて、巨大なロール状に巻き取られていく。この段階では、まだ無地のまま。楽天イーグルスのロゴが入るのは、次の工程からだ。

空気を吹き込まれたのち、冷やされ、薄く伸ばされていく。

ロール状になったフィルム。この状態で印刷工場へ運ばれる。

印刷工場では、ロール状のフィルムに対し、版に入れたインキを転写するグラビア印刷という手法でグラフィックがプリントされた。

フィルムを印刷機にかけ、高速で印刷する。

巨大なロールがゆっくり回転しながら機械を通り抜け、その表面に楽天イーグルスのロゴと楽天グループのスローガンが次々と刷り込まれていく。無地だったフィルムに、命が吹き込まれる瞬間だった。

クリムゾンレッドにホワイトの文字がよく映える。

こうして完成した循環型ショッパーがはじめて販売された6月22日の楽天スーパーナイター。東京ドーム内のグッズショップに立ち寄ってくれた楽天イーグルスアンバサダーの銀次さんと岡島豪郎さんも実際に手に取り、「自分たちもほしいし、子どもにもあげたい」と笑顔を見せていた。

7月3日以降は楽天モバイル 最強パーク宮城で販売されているので、ぜひ手に取ってみてほしい。グッズを手にして大好きな球団を応援したいというファン一人ひとりの想いと、楽天イーグルスのサステナビリティ推進に向けた想いが掛け合わされた、“もっといい未来”にあるべき応援グッズの姿がそこにある。

PHOTO:Teppei Hori, Hayato Kubota
TEXT & EDIT:Satoru Komura (IN FOCUS)

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