
【後編】俳優・萩原利久、サンフランシスコに移住…!?「地元の人間としてゴールデンステイト ウォリアーズに関わることが、これから先の人生の目標です」
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萩原利久さんが大ファンだと公言する、NBAチームのゴールデンステイト ウォリアーズ。前編に続き、後編も異常なウォリアーズ愛をアツく語ってもらった。将来の目標は映画監督・スパイク・リーのようなスーパーファンになること、そしてサンフランシスコへの移住......。自分の“好き”を貫き続ける彼の未来は、無限に広がっていく。
※この取材は2025年4月に行われたものです。
「いつかスパイク・リーのようなスーパーファンになりたい」
——サンフランシスコにあるゴールデンステイト ウォリアーズ(以下ウォリアーズ)の本拠地チェイスセンター。これまでに何度も現地まで足を運んでいる萩原さんですが、現地観戦ならではの魅力は?
「やはり現地観戦に勝るものはないと思っています。放送で観るNBAとアリーナで観るNBAって雰囲気がまるで違うんですよ。放送は会場内のすべての音を拾うわけではないので、行ったことがない人はまず迫力の差に圧倒されるはずです。僕がびっくりしたのは、試合開始直後からステフ(ステフィン・カリー)がボールを持つたびに、会場が「3Pシュートを打て!」と煽りはじめること。それが最初の3Pシュートが決まるまでずっと続きます。毎試合、そんな重圧のなかで確実にシュートを決めてくるあたり、さすがだなとしか言えません。チェイスセンターに行けばステフの存在がいかにスーパースターか、肌で感じ取れると思います」

「あと、チェイスセンターに行くまでの道中。ウォリアーズのユニフォームを着た同じ格好の人々が同じ方向に歩いていく光景って異様なんですけどおもしろいんです。現地の方からすれば僕は外国から観戦しにきた人間ですけど、その瞬間はまるで地元の仲間のような一体感が味わえます。何より、ウォリアーズのことが好きな人だらけの環境にいられるわけなので、こんなに幸せな空間はほかにないです。以前、クリプト(※ロサンゼルス・レイカーズが本拠地にするアリーナ)にウォリアーズ戦を観に行ったことがあって。当たり前なんですけどめちゃくちゃアウェーでした(笑)。場所によって雰囲気が全然違うので、応援しているチームを観るならまずはホーム戦をおすすめします」

※本人提供写真
——現地でおすすめの過ごし方はありますか?
「サンフランシスコを観光する目的の延長にウォリアーズの試合があるのか、それともウォリアーズの試合の延長に観光があるのかで変わると思います。僕の場合、ウォリアーズの試合が目的なので基本的にはホテルもチェイスセンターの近くを選びます。ただ、チェイスセンターって街の中心から少し離れた位置にあるので、まわりにおすすめできる観光名所的なものは多くないんです……。自分の好みを話すなら、必ず行くのはイン・アンド・アウト(※アメリカのハンバーガーショップ)。アメリカに着いたらまず食べに行くぐらい好きなお店です。
あとはターゲット(※アメリカ国内に広く展開される大型ディスカウントスーパー)にふらっと寄ることもあります。以前行った店舗にはNBA選手のフィギュアが入ったガチャガチャのようなグッズがあって、ステフを引くまでやろうと思って気づいたら20個分くらい回していました(笑)。NBA関連のグッズは日本よりもアメリカのほうが圧倒的に多いし、いたるところにあるので、街中にあるグッズスポットを巡るのも楽しいと思います。あとはウェイモ(※無人による自動運転タクシー)も現地ならではの体験のひとつ。メジャーなスポットを絡めるなら、日中はたくさんのアシカが見られることで有名なピア39で遊んで、ウェイモでチェイスセンターに向かってNBA観戦、なんてルートがいいかもしれません」。

※本人提供写真
——萩原さんのInstagramにはウォリアーズ関連のポストがたくさんありますよね。もし今後、大好きなウォリアーズと何かいっしょに取り組むとしたらどんなことがしたいですか?
「ウォリアーズが好きだから勝手にSNSで発信しているだけで、ほぼプライベートなんですけど(笑)。以前チェイスセンターでフェスタス・エジーリ(※元NBA選手。ウォリアーズにも在籍していた)が声をかけてくれたことがあって本当にびっくりしました。少しだけですが話すことができて、Instagramを交換して。それから僕がサンフランシスコに行くときに連絡させてもらったり、こうした交流が少しずつ広がっているのが何よりも嬉しいんです。いつか僕自身がサンフランシスコに移住して、地元の人間としてウォリアーズに関わることが、これから先の人生の目標です。というのも、以前現地の方に『いつからファンなの?』と聞いたら『生まれたときからだよ』と返ってきて。これが最強のアンサーですよね。深い理由なんてなくていい。自分も地元の人間になって、なぜファンかと聞かれたら『地元だから』と答えたい。僕の夢は熱狂的なニックス(ニューヨークを拠点とするNBAチーム)のファンで知られる映画監督のスパイク・リーのように、ウォリアーズのスーパーファンとして認められることです」
——ここ日本で、さらに多くの人にウォリアーズの魅力を知ってもらうために、どんなことが必要だと感じていますか?
「これまでいろんな人にウォリアーズの魅力を自分なりに伝えてきましたが、これ以上どうやって楽しさを共有すればいいかが悩ましい部分でもあって。もちろん現地で観戦すれば一発で引き込まれるはずなんですけど、アメリカまで観に行くのはよほどのNBA好き以外は難しい。たぶん日本国内では、バスケの関心が高まっている一方で、興味を持ってから好きになるまでのハードルが高いってことなんだと思っています。それに、僕はウォリアーズに出会ってから人生が楽しくなりましたけど、スポーツに触れなくても充実した日々を送られている方はたくさんいます。特に日本は娯楽の数が多いので、そのなかから空いた時間を費やすものとしてNBAを選んでもらうには、ジャパンゲームズのような現実的に足を運べるタイミングを増やすほかに、もっと気軽にNBAを覗けるような身近なコンテンツが必要なんだと感じます。
本当に微力ですけど、自分がSNSなどでウォリアーズの魅力を発信することで興味を持ってくれる人が少しでも増えてくれるなら嬉しいです。でもその根底には、スポーツが日常を潤してくれるすばらしいものだと知ってほしい気持ちがあるんだと思います。僕と同じようにウォリアーズのことを好きにならなくてもいいし、押し付けたりもしません。ただ、自分の実体験としてスポーツには言語を超えた感動が確実にある。ウォリアーズを追ってきたからつながった海外の友人も多くいます。だからこそ僕もウォリアーズを通じて、みんながスポーツに触れられる機会をもっと増やしていきたいんです」
ウォリアーズに心酔する萩原利久さん。もし彼がサンフランシスコに拠点を移す日が来るなら、その活躍の舞台は同じく西海岸のハリウッドが中心……?好きなチームや選手をひたむきに支え続ける俳優の姿に、そんな夢を重ねてみるのも悪くない。
TEXT:Keisuke Honda
PHOTO:Okabe Tokyo
HAIR&MAKEUP:Emiy
EDIT:Yohsuke Watanabe, Shiori Saeki (IN FOCUS)
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- 俳優
- 萩原利久
1999年生まれ、埼玉県出身。2008年にデビュー後、テレビドラマやCM、映画などを中心に活躍。直近の出演作にドラマ『降り積もれ孤独な死よ』(2024年)、『リラの花咲くけものみち』(2025年)、映画『朽ちないサクラ』(2024年)、『世界征服やめた』(2025年)がある。2023年、初冠バラエティ番組「萩原利久のwkwkはぎわランド」がスタート。現在、映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』が公開中。また、映画『花緑青が明ける日に』の公開が控える。
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