ヴィッセル神戸の選手にサプライズ対面で涙。サポーター家族の忘れられない1日|貯めて叶う夢がある
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楽天グループが、楽天会員を対象にスポーツにまつわる「夢」を募集し、それを実現させるという企画「貯めて叶う夢がある」。今回は兵庫県在住の男性が見事当選。その夢は、ヴィッセル神戸を熱狂的に応援する3人の子どもたちにサプライズを計画したいという心温まるものだった。
梅雨の中休みで快晴となった7月7日、ヴィッセル神戸の公式練習場がある神戸市のいぶきの森球技場はひと足早く訪れた真夏のような猛暑だった。ピッチ付近は日陰がないため、とにかく暑い。公開練習日だったこの日、朝9時半にはたくさんのサポーターでピッチ横の観覧席が埋め尽くされていたが、この時間でも暑い、暑すぎる!みんな大丈夫だろうか。
そんな灼熱の観覧席で、今回の“ためかな”で夢を叶えることになる家族の姿を発見した。応募してくれたお父さん以外の家族、お母さんと3人の子どもたちは“ためかな”のことを詳しくは知らされていない。よくある休日、「公開練習見学の応募に当選したから行こう」と誘われたらしい。長女は新井章太選手、次女は飯野七聖選手、そして長男は浦十藏選手のファンだという。直前の7月3日に発表された浦選手の愛媛FCへの育成期限付き移籍のニュースを聞いて、この日は少し落ち込んでいたとあとで話してくれた。
1時間ほどで公開練習が終わると、家族は「“ためかな”に当選した感想を聞かせてほしい」とスタッフに伝えられ、練習場内のクラブハウスに案内された。ここからが“ためかな”の本番。
クラブハウス内の一室で話を聞きはじめて5分ほどが経ったときのこと。スタッフの方を向いて話す子どもたちのちょうど背中側、入り口のドアが突然開くと、現れたのは練習を終えたばかりの飯野七聖選手だった。ふいに目が合い、あまりの驚きに泣き出してしまった次女。大好きな選手がいきなり自分の目の前に立っているのだから無理もない。そんな彼女の姿を見て「僕まで感動してしまった」と飯野選手。その後はサインに応じたり、プレゼントを渡したり、記念撮影をしたりとファンサービス全開。退室するときも「あんまり泣かないでね」と次女に優しく話しかけて去っていくジェントルマンぶりだった。
興奮冷めやらぬ室内。続いてスタッフが長男に向けて「(浦選手から)実はメッセージをお預かりしてきました」と、おもむろにノートパソコンを開く。画面上から浦選手のコメントが流れはじめる。「今日は会えなくて残念だけど、愛媛に行ってもがんばるので応援よろしくお願いします。また会いましょう」。移籍後のため対面が叶わないことはわかっていた長男も、浦選手からのサプライズ動画に思わず泣き出してしまった。スタッフが預かってきてくれたサイン入りのプレゼントを手渡すと、もう涙が止まらない。
こうなるとやはりあとひとりに、どうしても来て欲しい。みんながそう願いつつ、直前まで目にしたハードなトレーニングの光景が思い出される。「やはり無理か…」という空気が流れはじめたその瞬間、勢いよくドアが開けられた。ついに新井選手が来てくれた!予想はしていたはずなのに、それでも目の前に現れた“推し”の姿に、直視できずうずくまる長女。「そんなに?俺そんなキャラじゃないですよ(笑)」と場を和ませる新井選手は、続けて「いつもありがとうございます。最後、いないなと思ってましたよ」と一言。これはかなり嬉しかったはず。
こうしてお父さんの、そして家族みんなの夢が叶った今回の“ためかな”。楽天グループが掲げるスローガン「スポーツとともに、もっといい未来へ。 A BETTER FUTURE TOGETHER」が指し示す“いい未来”を、たしかに想像できた1日だった。帰り際、終始みんなを見守っていたお母さんがふと話してくれた言葉がいまもじんわり心に沁みている。
「公開練習を見るだけ言うてたんですけどね。ふーん、って(笑)。こっちまでびっくりして泣いてしまいました。よかったです。いい夢を見せていただきました」
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TEXT:Yohsuke Watanabe(IN FOCUS)
PHOTO:Hiromi Okubo