NBAの舞台に立つプロダンサーが審査員。ダンスオーディション、A BETTER FUTURE TOGETHER Dance Projectが進行中
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楽天グループが、本社所在地でもある世田谷区とともに整備した池之上青少年交流センター「いけせい」のバスケットボールコートを活用したプロジェクト「A BETTER FUTURE TOGETHER Dance Project」がスタート。その第一弾として、大学バスケットボールの世界大会「 Sun Chlorella presents World University Basketball Series 2023(通称WUBS)」のハーフタイムショーでのパフォーマンスに向けたダンスオーディションが開催された。様々なバックグラウンドを持ち、目標を高く掲げる未来のダンサーたちが大舞台に立つ日までを追う。
閑静な住宅地に位置する「いけせい」のバスケットボールコートがライトアップされはじめた夕暮れ時。それぞれ真剣な表情のオーディション参加者たちがコートに姿を現す。この日、書類選考をクリアしてここに立つダンサーの中から、8月10日から13日に国立代々木競技場第二体育館で開催される「WUBS」ハーフタイムショーの出演者が決められる。オーディションの審査員を務めるのはNBAチームのダンサー経験を持つReikoさん、Manamiさん、Anzuさんの3名。
このダンスクルーのディレクターを務めるのはデトロイト・ピストンズ、ユタ・ジャズでダンサーを経験したReikoさん。昨シーズンで現役を引退し、今後はアメリカで学んだことを生かして日本国内のダンサー価値を高めていくアクションに力を注ぐ。
「今回、ゼロからチームを作るにあたってこうあってほしいなどの決め事は一切ありません。まずは参加者それぞれに自らの個性を存分に出してもらいたいと思っています。アメリカでの経験で最も刺激的だったのは、肌の色や信仰などダイバーシティ(多様性)を認め合いながら、ひとつのチームとして馴染んでいる点でした。なので、一人ひとりのバックグラウンドやストーリーがしっかり見えるような面白いチームになると嬉しいですね」 。
オーディションの振り入れはアトランタ・ホークスのダンサーManamiさんが担当。HIPHOPをベースにしたパワフルでキレのあるムーヴをひとつずつ丁寧に参加者へレクチャーしていく。ちなみにこのダンスプロジェクトの振り付けは審査員たちとゴールデンステート・ウォリアーズのダンサーMariさん、4名のNBAダンサーによる共作。
バスケットボールコートでの振り入れタイムが終わると室内へと移動し、いよいよオーディションが開始。ここで、フライトの都合でオーディション開始に間に合わないと伝えられていたデンバー・ナゲッツのダンサーAnzuさんが奇跡の合流!メンツが揃った審査員の目の前で、参加者が数名ずつ順番にパフォーマンスしていく。
先ほど振りを覚えたばかりとは思えないほどの参加者それぞれによる完成度の高いダンスに、周囲からは「Yeahhhh!」や「Woohoo!」と声が上がる。自然と盛り上がるオーディション会場内で審査員たちも笑みをこぼしながら、各々の基準で真剣にジャッジ。
参加者全員分の審査が終わったところでオーディションは無事に幕を閉じた。しかしまだここからが本番!果たして何名のダンサーが合格するのか。次回は合格者たちによるダンスレッスンの模様をお届け!
TEXT:Keisuke Honda PHOTO:Masato Ura
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- World University Basketball Series(WUBS)
大学バスケットボール界がさらなる高みを目指すべく2022年に創設。国際大会の経験によって次世代を育成することを目的に、楽天グループと全日本大学バスケットボール連盟が開催している。アジアを中心としたトップレベルの大学を対象に今年は世界7カ国8大学が参加、トーナメント方式で対戦する。大会の様子はグローバルに放送・配信され、昨年のトータル視聴数は約400万人を記録した。