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潜入! ヴィッセル神戸の新たなトレーニング施設はどんなところ? – Part.1|Vissel Performance Center

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2026年3月16日、神戸市西区にあるヴィッセル神戸の練習拠点、いぶきの森球技場内に新トレーニング施設「Vissel Performance Center(以下VPC)」が誕生した。普段はクラブ関係者以外立ち入り禁止のところを、今回特別に取材させてもらえることに。立ち会ってくれた生駒武志フィジカルコーチにも話を聞きつつ、興味津々の内部に潜入!

まず目を引くのは、全体のスケール感。鉄骨造2階建ての建物内には、1階に従来の約4倍となるトレーニングスペースが確保され、2階には戦術ミーティングに活用できる多目的ルームに加え、広報用の動画や写真を撮影できる撮影室、スタッフが日々働くオフィスをレイアウト。トレーニングからクラブ運営までをシームレスに行える環境が整った。

1階の人工芝フリーエリアでは、ボールを使った屋内練習にも対応。天井高5mを超える開放的な空間がトレーニングエリアとつながることで、選手同士の自然なコミュニケーションが生まれやすい。トレーニングエリアには、ジョンソンヘルステックジャパン社のメインブランド「MATRIX」の最新マシンを完備。ピッチ側は全面ガラス張りのため、北側から一年を通して安定した自然光が差し込む、明るく開放感のある空間となっている。

こちらが人工芝フリーエリア。選手たちが思い思いに活用できるよう、余白を設けた設計に。

「MATRIX」の最新マシンたち。VPCの構想段階から綿密な打ち合わせを重ね、選手たちの要望に応える充実の機器を揃えた。

トレーニング中にもピッチを望める設計は、選手のモチベーション向上にもつながる。練習用ピッチとトレーニングエリアが隣接しており、リハビリ中の選手がピッチで汗を流す仲間たちの様子を常に感じられるのも、この施設ならではの魅力。チームの一体感を高める意図もうかがえる。

窓の外に広がるピッチを見ながらウォーミングアップに励む選手たち。

全面ガラス張りなので、窓側は特に明るい。

2階部分が張り出しているのは、クラブ名「ヴィッセル」の由来のひとつである「船」の「船首」をイメージしているため。

実際に選手たちがトレーニングをしている様子を見てみると、スペースを広く使って身体を動かしたり、ピッチを見ながらランニングをしたりと、あたらしくなった施設のメリットを享受しながら練習に励む姿が見られた。

ヴィッセル神戸の生駒武志フィジカルコーチも、VPCの価値をこう語る。

「アストン・ヴィラFCやユヴェントスFCなど、海外クラブへの視察を行ったと聞いています。時間と労力をかけてつくられた、日本でもトップレベルのトレーニングセンターだと思います。単純に筋肉をつけるための設備ではなく、サッカーの動きに必要な能力を高める器具がそろっている。近年はチーム全体で同じメニューをこなすより、個々の状況や能力に合わせて最適なトレーニングを組み立てていくのが主流になっているため、画一的な施設では選手のニーズを満たしきれません。広いスペースでさまざまなトレーニングに取り組めるVPCの環境は、現代サッカーにとても合っていると思います」

生駒コーチ自身は2026年からチームに加わったため、VPCの構想段階には関わっていないが、「前任のフィジカルコーチの方々が尽力してつくられたのを感じる、とても考えられた施設だと思います。数あるJ1クラブを見渡しても、ここまでのものはなかなかない」と太鼓判を押していた。

さらに、いぶきの森球技場ではアカデミーの選手たちも日々トレーニングを行っている。ヴィッセル神戸の未来を担う若手選手たちが、トップチームに近い環境で刺激を受けながら成長できるのも大きな価値のひとつ。「MATRIX」の最新機器をVPCに導入したことで、これまでトップチームが使用していた機器はアカデミー側でメインに使えるようになり、従来の課題だった機器不足の解消にもつながった。

日本でもトップクラスと言える練習環境が整ったVPC。サッカー選手なら誰もが憧れるような充実した施設だが、ここにたどり着くまでには、実はスタッフたちの地道な試行錯誤があった。次回記事では、どのような経緯があってVPC開設に至ったのか、その足跡を追る。

TEXT : Kodai Wada
PHOTO:Yukiko Noguchi
EDIT:Yohsuke Watanabe, Satoru Komura (IN FOCUS)

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