
コートとステージ、それぞれのトップランナーが見据える未来――ステフィン・カリー × 横山裕
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SUPER EIGHTのメンバーとして、音楽活動や俳優業などマルチに活躍する横山裕さんは、ゴールデンステイト・ウォリアーズに所属するステフィン・カリー選手の大ファン。そんな2人のオンライン対談が実現した。普段からコート内外のカリー選手をチェックしている横山さんは、どんな質問を投げかけたのか。
楽天グループのグローバル・ブランドアンバサダーを務めるゴールデンステイト・ウォリアーズ(以下GSW)のステフィン・カリー選手が、楽天グループとCANVVSによるスニーカーデザインに関するコラボレーション企画「Art of the Game」の審査員を務めた。賞金1万ドルというこのイベントには、新進気鋭のクリエイターたちが多数参加。若い才能に刺激を受けつつ、多数のメディアとのインタビューを行なっていたカリー選手が、syncSPORTS by Rakutenのために時間をつくってくれた。
インタビュアーを務めるのは10年来のファンである横山裕さん。カリー選手とのオンライン対談を控え、画面の前でスタンバイしていた横山裕さんは英語での自己紹介を何度も繰り返していた。好きな選手と話せる喜びと、対談開始時間が迫るにつれて高まる緊張感。ふたつの感情が交錯する中、ついに画面越しの対談がはじまった。
横山裕さん(以下横山)「こんにちは!」
ステフィン・カリー選手(以下カリー)「調子はどう? 会えて光栄だよ」
横山「元気です! 僕はもう約10年、あなたのファンなんです」
カリー「ありがとう!自分もそれだけ年齢を重ねたということだね(笑)」
横山「以前お会いした『NBA Japan Games 2022』ではいっしょに写真を撮っていただきました」

いっしょに撮影した写真を画面越しに見せる横山さん。

写真はこの日のために、横山さんが持参してくれた。
カリー「(写真を見て)あの時と髪色が違うね」
横山「またこうやって会えてうれしいです」
カリー「こちらこそ! いつも応援してくれてありがとう」
――まずは2人がそれぞれ取り組まれているチャリティ活動について聞かせてください。カリー選手は奥様のアイーシャさんといっしょに『Eat. Learn. Play』というチャリティ活動に取り組まれています。どうしてこの取り組みをはじめたのですか?
カリー「僕たちはコミュニティ(カリフォルニア州オークランド)を助けることを重要視しているんだ。彼らは僕が2009年にGSWにドラフトされてからずっと応援してくれていたからね。このエリアに住む次世代の子どもたちを支援することは、僕たちのミッションだと思っているんだ。幼い頃からしっかりとした食事が取れ、教育を受けられ、そして安心して遊べる環境づくりに力を入れている。そうすれば、彼らが持つ秘めたポテンシャルを引き出すことにつながるからね。一番力を入れているのは安心、安全な場所で遊べる環境づくり。子どもたちが自信を付けられるし、学校の友達と遊んでいくなかでいろいろ探検もできるからね。こうした活動を6年間も続けてこられてとてもうれしいよ」
横山「精力的にそういう活動をされている部分も、本当に尊敬しています」
カリー「ありがとう」
——横山さんは2025年の夏に、テレビ番組の企画で24時間マラソンに挑戦されました。あの企画も、児童養護施設支援や学習支援のための寄付金を募ることを目的としたチャリティ活動でしたね。
横山「24時間マラソンに取り組むなかで、いろいろな話や現状を聞いたんですけど、知らないことだらけだったんです。そんな僕にできるのは、自分を通していろんな方に現状を知ってもらうこと。自分が発信することで徐々に広がっていくと分かってよかったなと思います。現場の方も、まずは知ってもらわないとはじまらないと話されていたので」

横山「僕からもカリー選手に質問させてください。NBAで長年活躍されているわけですから、後輩選手もたくさんいると思います。彼らの存在はどのくらい意識していますか?」
カリー「いまの若い選手たちは、難しい環境下でもよくやっていると思う。GSWは注目されているから期待も高い。彼らの成長を見ているのは楽しいよ。僕が口酸っぱく言っているのは、『常にハードワークを忘れない』ということ。あとは失敗することを恐れてほしくないし、たくさん質問してそこから多くのことを学んでほしいとも思っている。NBAに入るのはとても大変だけど、そこで生き残るのは入るよりも10倍大変だからね」
横山「GSWの選手の中では誰が一番カリー選手に質問してきますか?」
カリー「ブランディン・ポジェムスキーだね。断トツで彼が一番聞いてくるよ」
——横山さんは後輩育成についてどうお考えですか?
横山「30代前半ぐらいまでは『後輩にも負けへんぞ!』っていう気持ちがめちゃくちゃあったんですけど、いまはそういう気持ちが以前よりもなくなってきました。というのも、後輩もすごい実力があるし、頼もしい。そんな彼らが『何かいっしょにやりましょう』って言ってきてくれたりするのがいまはとてもうれしいんです」
——最後に、横山さんからカリー選手に聞いてみたいことはありますか?
横山「カリー選手は3ポイントシュートでバスケットボールのスタイルを変えたと思いますが、今後、どんなトレンドになっていくと思いますか?」
カリー「正直言って難しい。僕が入団した頃は、こんなにも3ポイントシュートを打つ状況になるとは想像もしてなかったからね。いまではみんなが3ポイントシュートを打つし、子どもたちも早い時期からシュートレンジを伸ばしている。僕の息子が最近バスケをはじめて、彼がどうやってプレイを学んでいるかを見ているんだけど、いまの子どもたちは想像力と創造性が豊かになっていると感じるよ。バスケットボールにとってとてもいいことだと思う。これからどうなるかなんて、そう簡単に予測できるものではないからね」
横山「今日はいろいろな話が聞けてよかったです。本当にありがとうございました!」
カリー「アリガトウ!」
TEXT:Akira Uchida
PHOTO:Takuma Suda
STYLING:Yoshio Hakamada(juice&juicy)
HAIR&MAKE-UP:Erena Tarumi
TRANSLATION:Kanako Kobayashi
EDIT:Seira Okimi, Tetsuya Ohashi, Yohsuke Watanabe(IN FOCUS), Shiori Saeki(IN FOCUS)
-
- プロバスケットボール選手
- ステフィン・カリー
1988年3月14日、アメリカ合衆国オハイオ州アクロン出身。2009年のNBAドラフト1巡目全体7位でゴールデンステイト・ウォリアーズに指名されNBA入り。正確無比の3ポイントシュートを武器にチームを牽引。2015年、2017年、2018年、2022年と4度優勝を経験。2024年のパリ五輪ではアメリカ代表に選出され、優勝に貢献した。父デルは元NBA選手で、弟セスは現在ウォリアーズのチームメイト。2019年1月9日、楽天グループのグローバル・ブランドアンバサダーに就任。
-
- 歌手・俳優
- 横山裕
1981年5月9日、大阪府大阪市出身。1996年、オーディションへの合格を機に芸能活動をはじめる。2004年に「浪花いろは節」でCDデビュー。グループでは、主にギター、トランペットを担当。その後は音楽活動に加えて、バラエティ番組への出演、俳優としてドラマや映画など多数の作品に出演。2025年にソロプロジェクト「ROCK TO YOU」を始動し、ソロライブとして、今年5月5日・5月6日に大阪城ホールで「ROCK TO YOU ーLIVE EMOTIONー」、5月8日・5月9日にはZepp Haneda(TOKYO)で「ROCK TO YOU ーLIVE CONTINUEー」を予定している。
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