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楽天モンキーズで働く日本人スタッフ、寺本萌野さんに会いに台湾へ。異国の地で広めるスポーツの魅力。「誰かの夢や希望につながる時間を」

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台湾のプロ野球チーム、楽天モンキーズと言えば、運営する楽天グループ、チーム専属のチアリーダーを務めるRakuten Girlsの人気ぶり、日本人の監督やコーチ、チェン・グァンユウをはじめ来日経験のある選手もいたりと、日本でもかなり身近な存在。そんな球団で、寺本萌野さんという日本人女性が職員として働いている。しかも、多方面にわたって大活躍されているらしい……?

——2022年から楽天モンキーズの球団職員として働かれているとのことですが、普段はどんな業務にあたられているんですか?

「主に本拠地である楽天桃園棒球場に掲出する看板やVIPルームの販売・営業を行っています。またスポンサーとなるお客様(企業)とのイベントの企画や運営も行います。イベントのときはRakuten Girlsを起用することもあるので、彼女たちのマネジメントや、中国語・日本語の通訳も行なったり、『何でも屋』みたいな感じですね」

——楽天モンキーズにはどんなきっかけで入社されたんですか?

「台湾の大学に4年間通っていて、桃園からすぐ近くだったんです。一度は台北にある広告代理店に就職したのですが、ご縁があって楽天モンキーズにお声がけいただきました。学生時代はバスケットボール部だったので野球の経験はないのですが、北海道出身で日本ハムファイターズのファンだったこともあって、昔から野球好きではありました。好きなスポーツですし、楽天モンキーズは日本との関わりも深いので、挑戦してみようと思ったんです」

——普段の仕事で、どんな瞬間にやりがいを感じますか?

「やはりお客様から感謝の言葉をいただくときですね。イベントをお客様に提案してから実施するまでは緊張の連続で、『集客できるかな……』『しっかり運営できるかな……』と不安は尽きないのですが、イベントが成功したときの達成感や、お客様から『やってよかったよ、ありがとう』と声をかけていただけると非常に嬉しいです」

——営業担当として、楽天モンキーズの魅力を教えてください。

「まず交通の利便性の高さです。空の玄関口である桃園空港から電車で約20分、乗り換えなしで球場に来ることができます。楽天モンキーズのファンではない方でも、まずは気軽に足を運んできただける環境だと思います。球場には授乳室や子ども向け施設があったり、選手が使用した野球道具に触れるようなエリアもあるので、ファミリーで楽しめる場所になっています。また球場の周辺には商業施設や水族館などもあり、1日を通してこの桃園の街で過ごすことができます。日本人の古久保監督がいて、千葉ロッテやDeNAベイスターズでも活躍したチェン・グァンユウ選手も活躍しているので、日本人の方にとっても親しみやすいチームです。ぜひ日本から応援に来てほしいですね」

スタジアムで生き生きと働く寺本さん。

——寺本さんが感じる台湾野球の面白さとは?

「やはり応援の文化ですね。日本では外野席に声を出す応援団の人たちが集まっていると思うのですが、台湾は内野全体にホームチームのファンが集まって、チアリーダーたちといっしょになって歌って踊って盛り上がる。この独特の雰囲気が素晴らしいです。Rakuten Girlsもすごく人気があるので、日本の野球とはまた違った魅力が味わえると思います」

——2024年のWBSCプレミア12では、台湾代表が優勝を果たしました。台湾国内での盛り上がりはいかがでしたか?

「すごく話題になりましたし、2026年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に向けて期待も高まっているところです。たとえば、それまで野球に興味がなかったけれど『ちょっと観に行ってみよう』という人が増えたり、観戦してみたら面白くて野球にハマる人が増えたりと、良い影響が出ていると思います。実際、楽天モンキーズも他球団も入場者数が増えているので、人気の上昇を肌で感じますね」

——寺本さん自身は、台湾野球や楽天モンキーズの未来に向けて、どのように貢献していきたいですか?

「楽天モンキーズでは現在、社会貢献活動をはじめとするCSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)に注力していて、わたしも微力ながら参画しています。たとえば球場に行くことができないお年寄りの方々がいる施設に、Rakuten Girlsといっしょに訪問して試合をテレビで観戦してもらって、シーズン終了後には選手を連れて行っていっしょに野球をするイベントを開催したりしています。最近では小学校に訪問してグローブや公式ボールを寄贈する活動も行っています。いろいろな世代の方に野球のことを知ってもらって、もっと好きになってほしい。誰かの夢や希望につながるような時間になっていたら嬉しいですね」

——そのように精力的に活動できる寺本さんの原動力とは?

「実はシーズンオフには、地域創生のために選手たちが小・中学校を訪問して野球教室を開いています。楽天モンキーズのファンを増やすことはもちろんですが、野球そのものを台湾に根付かせて、『将来、野球に携わりたい』と思ってくれる子たちを増やしていきたい。そんな思いで取り組んでいます。未来をつくる価値のある仕事だと思っているので、わたしも前向きに頑張れています」

楽天モンキーズも参加する『2025桃園アジアプロ野球交流戦』、パ・リーグ Specialでライブ配信!

2025年11月7日(金)から9日(日)まで台湾・桃園市で開催される「2025桃園アジアプロ野球交流戦」は、楽天モンキーズ(台湾)、KTウィズ(韓国)、そして東北楽天ゴールデンイーグルス(日本)の3球団が激突する国際試合です。
そして、この度、パ・リーグ Specialでは、以下の2試合を中継致します!

11月7日(金)楽天イーグルス vs KTウィズ(韓国)
11月8日(土)楽天イーグルス vs 楽天モンキーズ(台湾)

台湾の地で躍動する選手たちを、ぜひパ・リーグ Specialでお楽しみください!(サイトはこちらから

INTERVIEW & EDIT:Yohsuke Watanabe (IN FOCUS)
TEXT:Kodai Wada

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