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念願の新背番号「6」を背負い、さらなる成長を誓う楽天イーグルス村林一輝。「優勝したいです。東北に優勝、そして歓喜を届けたい」

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デビューから10年、現在まで楽天イーグルス一筋を貫く村林一輝選手はファンにとって特別な存在。それだけに大型ルーキー宗山塁選手との熾烈なレギュラー争いは嬉しいような悲しいような。でも当の本人はいたって冷静、「自分のやるべきことをやり、しっかり結果を残すことが大事」と言い切ってくれた。

※この取材は2025年2月の春季キャンプ時に行われたものです。

――2025年から新背番号「6」を着けられていますが、この番号には強い思い入れがあるとお聞きしました。

「かつてともにプレーした藤田一也さん(現横浜DeNAベイスターズコーチ)や、自主トレの際にお世話になっている今宮健太さん(福岡ソフトバンクホークス)など、尊敬する方々が6番を背負ってプレーされていたことから、僕もいつか着けてみたいと思っていました。念願が叶い、すごく新鮮な気持ちで野球ができています」

――昨年はショートとしてシーズンを通して試合に出場されましたが、そのことで得た達成感や課題感はありましたか?

「試合に出場していると、自分に足りない部分、やらなければいけないことが自ずと見えてくるんです。まだまだスキルが足りていないと感じるところもたくさんありました。そうした課題をひとつずつ克服して、試合でしっかりパフォーマンスを発揮していきたいです。一昨年、昨年とせっかく試合にたくさん出していただいたので、次へ次へと成長していかないと申し訳ないですから」

――ショートというポジションにおいて、自身が目指す理想の姿というものはありますか?

「チームが優勝すれば自ずと“日本一のショート”と呼ばれますから、それに恥じないプレーをしていたいなと常に思っています。そのためにはあらゆる面でのスキルアップが必要だと感じています。僕の成長がチームの勝利につながると信じて、もっと成長していきたい。今年はすべての数字でキャリアハイの成績を目指します」

――ドラフト1位ルーキーの宗山選手が加入し、熾烈なレギュラー争いもはじまっています。例年とは心持ちも違いますか?

「宗山選手だからといって特別に意識することはありません。レギュラー争いに勝つというのもその先の話であって、まずは自分のやるべきことをやり、しっかり結果を残すことが大事だと思っています。人のことを意識しても野球はうまくなりませんからね」

練習見学に訪れたファンと記念撮影。

――チームの中心選手としての自覚は芽生えましたか?ファンからもチームからも期待されているかと思います。

「中心選手と呼ばれるためには、やはり試合で結果を出し続けるしかないので、そうなっていければいいなとは思います。それに僕だけでなく、同世代の仲間もともに活躍していってほしいですね。そうすればチームとして相乗効果を高めていけるはずですから」

――村林選手はいま、どんな未来を描いていますか?

「優勝したいです。東北に優勝、そして歓喜を届けたい。楽天イーグルスに入団して10年目になりますが、ファンの方々がいつも応援してくれていることはすごく心強いですし、今シーズンが終わった時にチームメートも含めみんなで笑い合いたいです。それが実現すればどんなに嬉しいんだろうと毎年、毎年思うので。それだけですね」

――優勝の瞬間はショートのポジションに立っていることが理想でしょうか?

「ショートへのこだわりはもちろんありますが、求められたポジションで役割を果たすことも野球人の仕事ですから、まずはチームが勝つために自分に何ができるか。それを考えてプレーしていきたいです」

――この記事はプロ野球選手を志す子どもたちにも届けたいと思っています。デビュー10年目を迎えたいま、広く野球界全体の“もっといい未来”について、村林選手の考えを聞かせてもらえますか?

「近年は野球人口が減ってきているそうですので、やはり野球の楽しさ、面白さを僕らはプレーで伝えていきたいですし、それを見て野球をしたいと思ってくれる子どもたちが増えていくことが素晴らしい未来かなと思います。そのためには球場に行きたいと思ってもらえるように、まずはチームが勝つこと。そのなかで僕もフィールドでしっかりとしたプレーを見せることが1番大事になると考えています。元気ハツラツとプレーしている姿を多くの人に見せたいですね」

高校卒業後にプロ入りし生え抜きとして長くプレーするなかで、チームやファンへの思いが年々増していることが伝わってきた今回のインタビュー。勝利のためには自己犠牲を厭わず、あらゆる状況でチームプレーに徹する姿が魅力的でもある村林選手は、優勝という大きな目標に向かって進む楽天イーグルスの貴重な戦力のひとり。その献身的で一生懸命な背番号6のプレーに今年も注目したい。

TEXT:Chiharu Abe

EDIT:Yohsuke Watanabe(IN FOCUS)

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