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明るい笑顔と未来のために。スケートボードで手を繋ごう|UPRISING SPARK Supported by Rakuten

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神戸市中央区みなとのもり公園で4月27日、28日に行われたスケートボードイベント「UPRISING SPARK Supported by Rakuten」。スケートボードにはじめて触れる子どもたちや、ローカルエリアで楽しそうに滑る若い世代の明るい笑顔を未来につなげるために、いまできることを。

世界的レベルで活躍する日本人スケーターが次々登場し、スケートボードが一気に身近な存在となった昨今。子どもたちの将来の夢に“プロスケーター”が選ばれることも、そう遠くはないはず。しかしスケートボードの活性化を進めるにあたり、「騒音」と「地域との連携」は切っても切れない問題。楽天グループは、兵庫県と包括連携協定を結び、神戸市の地域活性の一環として今回のイベント「UPRISING SPARK Supported by Rakuten」を開催した。すべては、スケートボードが気軽に楽しめる場作りのために。そして、より良い環境を目指したコミュニケーションのために。

初日の前半はあいにくの天気。それにもかかわらず、公園内には朝からデッキを片脇に抱えた子どもたちと保護者の姿が休日の公園に集まる。午前10時、イベントがスタートした。「どこに乗ればいいの?」、「どうやって前に進むの?」。微笑ましい声がちらほらと聞こえてくる。まずは、最初のプログラム“ワークショップ”から。

両日合わせて全4回開かれたワークショップは、スケートボードに乗ったことがない子や初心者に楽しさを体験してもらうプログラム。すべての回の定員が埋まった。デッキの上でぐらぐらと、不安定さにたじろぎながらも楽しそうな参加者たち。AJSAプロ資格を持つスケーターたちがレクチャーにあたる。本イベントのアンバサダーを務める藤澤虹々可と藪下桃平も、優しく子どもたちの手を取った。

ワークショップの合間には、イベントをさまざまな角度から盛り上げるコンテンツが用意された。初日は、初代BMXフラットランド日本チャンピオンの岡村旭さんによるダイナミックなパフォーマンス。2日目は、ヴィッセル神戸のマスコットキャラクター「モーヴィ」の参加で会場のムードが和む。パネルディスカッションでは、「スケートボードと地域社会」の関係をテーマにスケーターや大学教授らがトーク。そして藤澤、藪下両名によるデモンストレーション。

トリックの難易度を徐々に上げていき、いよいよ終盤。藪下選手が地面に寝そべる大人5人をオーリーで飛び越えてみせた。ひときわ湧く会場。「どうしたらあんなに飛べるようになるんだろう」「ちょっと怖いけど自分もやってみたい」そんな心の声が、眼差しや表情から伝わってくる。

イベントの締めは、初日がハイオーリーコンテスト。2日目がロングオーリーコンテスト。みなとのもり公園にいるローカルスケーターなども飛び入り参加して、みんなでいっしょに盛り上がる。成績上位者には、ブース出店しているアシックススケートボーディングとコールマンから素敵なプレゼントが。またイベント会場には物販・飲食ブースなども併設されていた。

スケートボードは本来、デッキさえあればすぐにでもはじめることができる気軽な“遊び”であり身近な“スポーツ”。仲間たちと自由に楽しめるパブリックな場が広がれば、スケートボードの未来はさらに明るくなるはず。そのことを、「UPRISING SPARK Supported by Rakuten」を通じてたくさんの人に知ってもらいたい。

TEXT:Keisuke Honda
PHOTO:Hiromi Okubo
EDIT:Yohsuke Watanabe(IN FOCUS)

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