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「入念な準備が大切」。楽天モンキーズ屈指の強打者、朱育賢が説く“チャンスの掴み方”

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成長曲線は千差万別。若くしてタイトルを掴む者もいれば、長年にわたり主軸として活躍する者もいる。朱育賢(ジュウ・ユィシェン)選手は、学生時代から地道な努力を重ね、台湾のプロ野球リーグ「CPBL」を代表するスラッガーへと成長した。彼はいかにして、スターへの階段を駆け上がったのか。

2019年のシーズンは圧巻だった。打率.347、30本塁打、105打点をマークし大活躍。その後も楽天モンキーズの主砲としてチームを牽引している。長打力と技術を兼ね備えた朱選手の打撃は、自身も「参考にしている」と話す、福岡ソフトバンクホークスの主砲・柳田悠岐選手を彷彿とさせるが、その裏では地道なトレーニングとコンディショニングを続けている。30代に入り、円熟期を迎えた彼が常に唱えているのは「準備をすることの大切さ」。いまこうして試合に出続けられているのも、来たるチャンスを掴むために日々準備をしてきたから。未来をつくるのは、毎日の積み重ねだと彼は信じている。

――朱選手は1年目の2016年からコンスタントに試合に出場し、以降、チームの主砲として活躍されていますが、1日でも長く、より良いプレーをするために、日々心がけていることはありますか?

第一に身体のケアです。チームに帯同しているトレーナーがいるので、こまめに調子をチェックしてもらっています。また個人としても、パーソナルトレーナーや治療院と契約してコンディショニングを行っています。練習や試合に来てもらい、彼らからアドバイスをもらうことで、高いパフォーマンスを長い期間発揮できるように心がけています。同時に、メンタル面のケアも重要です。どんな選手にも好不調の波はありますが、以前のわたしは、成績が振るわないときはメンタルも落ち込みがちでした。しかしキャリアを重ねるにつれ、例えば家族と過ごす時間を長くつくったり、友人とコミュニケーションを取ったりすることで、徐々に気持ちをリフレッシュする方法が分かってきました。時折息抜きをしながら、自分のメンタルをコントロールすることで、競技にも良い影響を与えることができていると思います。

――朱選手は台湾を代表する強打者ですが、「大砲」と呼ばれることにプレッシャーを感じますか?

もちろんプレッシャーはあります。わたしは大学時代にウェイトトレーニングに熱心に取り組み、身体が大きくなったことで長打力が身についたので、天性の才能があったわけではありません。なかなか長打が出ないときはプレッシャーを感じますが、自分の努力で身につけることができた能力なので、「大砲」と期待してもらえることに誇りを持っています。プレッシャーをモチベーションに変えることができているのだと思います。また近年の野球は対戦相手のデータ分析なども進んでいるので、ただ強く打とうとするのではなく、状況に応じて頭も使いながらプレーしています。

――楽天モンキーズは好調を維持していますが、チームの強さの秘訣はどこにあると思いますか?

チームワークが非常に良いですね。打順の中で選手一人ひとりがどのような役割を果たすべきなのか理解した上でプレーできていますから、ホームランやヒットが量産できなくても打線がつながり得点できている。そこが強さなのだと思います。

――楽天モンキーズ、そして台湾野球がよりハイレベルなリーグになるためは、何が必要であると感じますか?

まず楽天モンキーズに関しては、1軍と2軍の競争を激しくすることが大事だと考えています。2軍の選手たちが本気になれば1軍の選手にも危機感が生まれますし、若い選手が育つことでチームの底上げにつながります。台湾野球の発展という意味では、野球を行う環境をもっと良くする必要があります。球場を建設する場所はもちろん、選手がプレーに集中できる設備、観客が楽しむことができるスタンドなど、ハード面での強化を急いでほしいですね。そうすれば、リーグ全体がより良いものになっていくでしょう。

――最後に、プロ野球を目指している子どもたちに向けてアドバイスをもらえますか?

大切なのは、高い志を持って準備をすることだと思っています。若い頃から夢や目標を明確に設定して努力しないと、チャンスが舞い込んだときに掴むことができません。アマチュア時代、わたしはファーストしか守ったことがなかったのですが、プロ入りをきっかけに「このままでは試合で使ってもらえないかもしれない」と感じ、他のポジションにもチャレンジしました。いまでは外野で起用されることの方が増えていて、あのときファーストの練習しかしていなかったら、いまは試合に出られていないかもしれません。いつ来るか分からないチャンスを逃さぬよう、常に準備をしておくことが大切だと感じます。

INTERVIEW:Yohsuke Watanabe (IN FOCUS) TEXT:Kodai Wada

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